皆さん、こんにちは。
ビザ専門行政書士の大東です。

今日は奨学金について書きます。
世界には色々な奨学金があり、実務上も初めて見る奨学金も多々あります。
支給機関、返還の義務の有無等様々ですが、ポイントは以下が記載されていることです。

1.奨学金を受ける学生の方の名前
2.支給額
3.支給する団体の名称

あくまで最低限上記の内容を確認できることが必要です。
※実務上北欧の国々等奨学金の仕組みが複雑で、一見奨学金かどうか判断に迷うものもあります。
以前にも書きましたように英語以外で記載されている場合、英語訳を添付することも必要です。
さて、ここで何気なく書きましたが、「2.支給額」の部分も重要なポイントです。
これは奨学金以外の支弁方法(親から送金してもらう等)でも同様です。
例えば、「留学生は期間中毎月2万円を奨学金として支給する」と書かれていた場合どうでしょう?
留学ビザの初回で書きました通り、滞在費支弁の証明書を提出する目的は、留学生が日本滞在中お金に困らないことを入国管理局に証明することでした。
留学生の場合、大学の寮に入ることが出来ると生活費を抑えることも出来ますが、それでも月7万円程度は必要でないでしょうか?
まとめますと、留学生の方の毎月の必要支出以上の金額の証明が必要になるものと考えます。
これは親からの送金等他の方法にも共通する考え方です。
ちょっと少ないなと思われた場合には、対策が必要です。

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